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オリンピック銅メダリスト宮下純一さんと竹内智哉選手の対談が実現

image 2014年2月国内最高峰の大会「日本選手権」で中学生ながら決勝に進出、日本のトップスイマーを相手に8人中5位と見事入賞を果たした竹内智哉選手と北京オリンピック銅メダリスト宮下純一さんとの対談が実現しました。
宮下さん 「こんにちは。久しぶり。大きくなったね!」
竹内選手 「はい」
宮下さん 「今日は練習も少し見させてください」
竹内選手 「よろしくお願いします。」

日本選手権で決勝進出の快挙!

image 宮下さん 「あくまでも日本選手権ですから、日本のトップを競う大会です。特に男子の中学生が決勝に残るという事は、数少ない例だと思います。僕が最初に日本選手権に出たのは高校1年生の時だったのですけれど、本当にビリのビリの方だったので、中学生で日本選手権に出場し決勝に残る、この事はすごいことなんです」
誰もが驚いた快挙の瞬間、当の本人はどう感じていたのでしょうか?
竹内選手 「ぎりぎり決勝に行けたという感じだったので、タッチして電光掲示板を見た時は、タイムが見間違いかと思ったのですが、その後に「中学新記録」の放送が流れた時に「やったな」と思いました。 」 
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ストローク数

image 実は、4年前小学生のエリート選手が参加した合宿で竹内選手は宮下純一さんに指導を受けていました。あれから4年、竹内選手の成長は宮下さんの目にどう映ったのでしょうか?
宮下さん 「体が大きくなったのもあるのですが、だいぶ大きな泳ぎになっています。腕の掻きの勢いをそのまま泳ぎのスピードに繋げられているので、4年前とは全然違いますね。」
宮下さん 「しっかりと掻けて、ストローク数が少ない、より少ない掻き数で体力を温存するためには、1回のストロークでいかに水をしっかり掻いて進むかと言う事。つまり竹内選手は、ひと掻きで進む距離が長いため、他の選手よりも少ない掻き数で、同じ距離を泳ぐ事ができるのです。この他の選手との差が体力温存につながり、レース後半でもペースが落ちない竹内選手の強さを支えているのです。」
「やっぱり選手は、早く泳ぎたい時にピッチ(腕の掻きの速さ)を上げてしまいがちなんですけれども、それを我慢して大きなストロークで泳ぐ事が水泳選手が目指す『理想の泳ぎ』ではあるのですけれど、分っているのだけれど、なかなか出来ないのです。」

キャッチ

image それでは、なぜ竹内選手は、大きな泳ぎが出来るのでしょうか?
宮下さん 「非常にキャッチがうまいなと思います。澤田コーチから見てもそうしたところを感じますか?」
澤田コーチ 「おっしゃるとおりで、彼はキャッチが非常にうまいです。キャッチとは、手が入水する際に水をつかまえ推進力に繋げる、競泳の基本技術です。液体の水をつかまえる、ボールのようにつかまえる技術、水泳の大切な部分ですね。」
記録を伸ばす為に欠かすことができない「キャッチの技術」竹内選手のキャッチには、一つの特徴がありました。
宮下さん 「かれの良いところは、手が入水してすぐに掻き始めないところなのです。ずーと待ってから掻き始める、この「キャッチの技術」が、彼の強さの秘密だと思います。」

宮下さんと話をする澤田コーチ(右) 

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image 宮下さん 「入水する時に、バシャと入ると泡が出来るんですね。空気と水の混ざったものを掻いてしまうので、純粋に水を掻いているとは言えない。でも竹内選手のように腕が入水して泡が立ちその後に少し待ってあげると泡が取れてくる、その時に掻き出すと純粋に水を掴む事が出来るので、より多くの水をとらえられる。それを高校1年生で軽々とやっている事はすごいことですね。」 

image 宮下さん 「特にメニューを見ててメニューの項目の中に『キャッチ』を意識するメニューが多かったのですが、『キャッチ』 への意識は竹内選手の中には、あるのですか?」
竹内選手 「はい、自分はキックで進む選手ではなくて、どちらかといえば、手で掻いて進む選手なので、大きい舞台でも戦えるように、大人の泳ぎをお手本にして泳いでいる感じです。」
竹内選手 「小学生・中学生の泳ぎを見ていると、バシャバシャと泳いでいるのを良く見るのですけれど、先日の日本選手権に初めて出場した時にトップスイマー達の泳ぎを見て水しぶきが全然たたなくて、『サァー・サァー』と泳いでいる感じを見て『これがトップスイマーの泳ぎだ』と実感しました。」

ストリームライン

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    右が泡を掴んでの掻き
    左は純粋に水だけの掻き  

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    キャッチ        

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    ストリームライン  

image 宮下さん 「キャッチが良い事とストリームラインがきれいだなと思いました。」
「ストリームライン」とは、水の抵抗を抑え、前への推進力を生む水中での姿勢の事です。」
竹内選手 「最初はあまり無かったのですが、徐々に他の選手と戦っていくうちに、飛び込んで、ちょっとでも前に出る事を意識し始めました。日本選手権でトップスイマーの泳ぎを目の当たりにして、その重要性を強く感じました。」
宮下さん 「ストリームライン 一番の基礎なんですが、一番難しい、多くのオリンピック選手が、まず意識するのはこのストリームラインです。」
image 宮下さん 「竹内選手のストリームラインは、いかに優れているか、まず手足が一直線に伸びています。足の方が重いのでだんだん足が下がってくる。足が下がらないように姿勢を保つのがとてもうまいと思います。」
宮下さん 「自分は、ここは誰にも負けない武器は、ありますか?」
竹内選手 「自分は負けたくないので、『競り合って勝つ』事が得意です。」
宮下さん 「これからも日々の練習を頑張って、試合で結果を出し続けてください。今日は、ありがとうございました。」
竹内選手 「練習頑張っていきます。これからもよろしくお願いします。本日は、わざわざおいでいただき、ありがとうございました。」

2014年竹内選手の試合結果

日本水泳連盟公式ホームページより

全国ジュニアオリンピックカップ夏季競技大会
http://swim.seiko.co.jp/2014/S70601/ranking/29R180.pdf

http://swim.seiko.co.jp/2014/S70601/ranking/27R086.pdf

日本高等学校選手権水泳競技大会
http://swim.seiko.co.jp/2014/S70301/ranking/17R011.pdf

長崎国体 (神奈川新聞)
http://www.kanaloco.jp/article/77603/cms_id/101324

ワールドカップ東京2014

詳しくはこちら

宮下純一オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/2008beijing/

  
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